北アメリカ North American
カスケード Cascade Brewing
オーナーの Art Larrance とブルーマスターの Ron Gansberg によって1998年に設立。いわゆる「ホップ軍拡競争」(とりわけノースウェストでの)に飽きていた彼らがフォーカスしたのが、近隣のワイン産地から調達可能な豊富なワイン樽と地元産の美味しい果物を使用した(ベルギースタイルではない)サワーエールだった。
2005年、適度な酸味と酸のフレーバーをもたらす乳酸菌を使用して醸造が開始され、2006年の時点で、ワイン、ポート、ウィスキーのオーク樽などで最大1年間熟成したベースビールが醸造されていた。2008年には3種のオーク樽熟成乳酸菌発酵ノースウェストサワーエールが完成し、750mlのシャンパンボトルに手作業で瓶詰めされた。そして同年秋のグレートアメリカンビアフェスティバルで、カスケードクリークがブロンズを獲得する。
2010年9月、サワー専門の生産拠点「カスケードブルーイングバレルハウス」をオープン。現在ポートランド南西部にあるブレンディングハウスでは、23,000平方フィートの倉庫内にサワーエールで満たされた1600を超える樽と、9つのフードル(通常約1,800ガロン(≒6,800リットル)のビールを貯蔵する巨大な木製バレル)を保有。ポートランドの醸造所で醸造されたビールは、このブレンディングハウスに運ばれ、ブレンド・熟成が行われる。