北アメリカ North American
エレクトリック Electric Brewing Co.
オーナーでヘッドブルワーのジャスティン・ファウスト氏により設立された、カリフォルニア州マリエータに拠点を置くマイクロブリュワリー。
大学在学中にクラフトビールに夢中になったファウスト氏は、妻からプレゼントされた8ガロンのケトルを使って自宅のガレージで醸造をスタート。その後2年間に渡って実験を重ねる間に、クラフトビールとビジネスに同じ志を持つ人々との交流の輪が広がり、2012年に自家醸造クラブ「ムリエタ・ブリュー・ラボ」を立ち上げる。
2013年8月、醸造所の最高執行責任者である妻のショーナ氏と、ビジネスパートナーのジェイソン・フォスター氏とともに醸造所の建設を開始。2014年に元自動車販売店の施設を改装した醸造所とタップルームをオープンする。この建物には天然ガスが供給されていなかったため、醸造時に水を沸かすためのエネルギー源として Electric Brewing では電気を採用(ほとんどの醸造所は天然ガスを使用) したのが醸造所の名前の由来。電気による醸造は同業者からも注目を集める。季節によっては、電気使用量がオフピークとなる夜間に醸造を行うなど、電気使用量の削減にも力を入れている。
North Park、Green Cheek、Monkishなどと並び、西海岸で最高峰のニューイングランドスタイルIPAを醸造しており、とりわけハイアルコールのTIPAやQIPAは評価が高い。極めて小規模である事から「Baby Monkish」の異名を持つ。