北アメリカ North American
サイドプロジェクト Side Project Brewing
セントルイスのPerennial Artisan Alesで醸造長を務めていたコーリー・キング氏とその妻でマーケティングに携わっていたカレン・キング氏が、“サイドプロジェクト”として立ち上げた醸造所。コーリー・キング氏は自家醸造を経て2011年にセントルイスの Perennial Artisan Ales で醸造家として働き初める。2013年、バレルエイジングに特化した実験的なプロジェクトとしてSide Project Brewingが始動。
セゾン、ワイルドエール、 スピリッツ樽等による樽熟成ビールの醸造に特化し、オールドワールドの醸造法に敬意を払って樽発酵と開放発酵を採用。ベルジャンエールの菌株に由来する自家培養のブレタノマイセスを利用し、酵母にフォーカスしたビールを醸造する。開業直後から注目度は高く、2013年に BeerAdvocate によって注目すべきブルワリーのトップ5に選出。また2020年にはRatebeerによって2019年の世界第2位の醸造所に選出された。
醸造所は当初、Perennial のシステムとスペースを利用する形で、ジプシーブルワリーとして運営されていた。2014年11月、メープルウッドにベルジャンビアバー風のテイスティングルーム「The Side Project Cellar」がオープン。また、2016年12月、テイスティングルームを備えた新たな醸造施設が The Side Project Cellar の近くにオープン。2017年初頭頃より、ニューイングランドIPAやペストリースタウトといったモダンなスタイルにフォーカスした Shared という別ブランドでもリリースが行われていたが、2023年の終わりに Side Project の名義に統一された。