北アメリカ North American
フォートジョージ Fort George Brewery
2007年3月、キャノンビーチのBill's Tavernの醸造責任者であったJack Harris氏とホームブルワーでビジネスパートナーのChris Nemlowill氏が共同オーナーとなり、太平洋沿岸部の最初の入植地として知られるフォート・アストリア(英名:フォート・ジョージ)の1924年築のフォート・ジョージ・ビルディングを改修し、Fort George Brewery + Public Houseをオープン(アストリアは映画グーニーズの舞台としても有名)。2010年10月、フォート・ジョージ・ビルディングと、かつて自動車ディーラーが入っていた隣接するラベルビルディングを含む市街区全体を購入。ラベルビルディングに新たな30バレルの醸造所及び缶詰めラインを建設しラベルタップルームをオープン。2011年にはVoltex IPAなど3種の缶製品の販売を開始した。代表作は、Vortex IPA、Cavatica Stout、1811 Lager、Big Guns Session IPA、The Optimist IPAなど。
・地名の由来
ドイツ移民のジョン・ジェイコブ・アスター(毛皮貿易と不動産投資で財を成し、コーネリアス・ヴァンダービルト(鉄道王)、アンドリュー・カーネギー(鉄鋼王)、ジョン・ロックフェラー(石油王)に次ぐ4番目の大富豪ととしてアメリカ史に名を残す。ひ孫のジョン・ジェイコブ・アスター四世はタイタニック号の犠牲者として知られる)が設立したパシフィックファーカンパニーにより派遣されたアスター探検隊がコロンビア川南岸に建設した交易所フォート・アストリア(フォートは交易所や砦の意、アストリアの名前はアスター氏にちなむ)は、太平洋沿岸部の最初の入植地となる。フォート・アストリアは、1812年の米英戦争で一時的に英国の統治下に置かれ、当時の英国王ジョージ3世にちなんでフォート・ジョージと改名された。