ベルギー Belgium
デ・ラ・センヌ Brasserie de la Senne

2002年5月、ブリュッセルで開催された第2回ジンネケパレードで、イヴァン・デ・バーツ (Yvan De Baets) とベルナール・ルブーク (Bernard Leboucq) が出会ったのをきっかけに活動がスタート。アマチュア時代にベルナールによって醸造されたジネビアは、現在も醸造所のフラッグシップとして愛飲されている。
2003年末、シント・ピータース・レーウの旧モリオー醸造所 (Brasserie Moriau) の敷地に自社の醸造所「Sint-Pieter Brouwerij」をオープンし、プロの醸造家としてのキャリアをスタート。2年間の活動が成功を収め、敷地が手狭となったことからブリュッセルへの移転を決意する。新たな醸造所は、この都市を流れる川の名前に因んで「Brasserie de la Senne」と名付けられた。
モレンベーク・サン・ジャンの新醸造所が稼働するまでの間、友人の複数の醸造所を間借りして生産を継続し、2010年12月22日、ブリュッセルでの最初の100%自社ビールが醸造される。2019年11月、ブリュッセルのトゥール・エ・タクシーに第二の醸造拠点をオープンし、それ以降、モレンベーク・サン・ジャンの醸造所では、主にバレルエイジドビールが生産されている。
「苦味」をビールの主柱と捉え、ブリュッセルのクラフトビールシーンにおけるニューウェーブの先鋒として、ホップをふんだんに使ったビールに早くから取り組む。ホップフォワードなビールに加えて、樽熟成の混合発酵ビールや地元のブレタノマイセス酵母で再発酵させたビールも醸造。生産者に直接連絡を取って調達した厳選された原材料を使用して、高品質でバランスの取れた個性的なビールを造り続けている。